偏愛マップを使った自己紹介(4)

好きな本

森見登美彦作品

 ほとんど全ての作品を読んでいる。森見さんといえば四畳半神話体系夜は短し歩けよ乙女といった冴えない大学生が主人公のコミカルな話が有名だが(これらの作品はアニメ化もされているので是非見てほしい!)、個人的にはきつねのはなし夜行といったホラー?こそが森見さんの真髄だと思う。

 森見さんのえがく「怪しい女性」は、どこまでも不気味で美しく、そして怪しい。怪しい女性がメインの話としては坂口安吾さんの桜の森の満開の下があるが、新釈走れメロスという本の中に森見版の桜の森の満開の下があるので是非読んでみてほしい。オリジナルに負けず劣らず素晴らしいと思う。

 ふと思い出したが、第一回で書いた亡き恩師に名前を覚えてもらった切っ掛けの一つが桜の森の満開の下だった。彼の講義で、たしか…「女性」についてだったか…?それとも「傾城」だっただろうか…?彼の講義なら傾城の方があり得そうだ(笑)それについてのコメントペーパーで私が桜の森の満開の下に触れたのだ。翌週、「坂口安吾を読む学生がいるんですねぇ(笑)私も大好きです」と話しかけてもらったのだ。その後も何回か桜の森の満開の下について語り合った。いや、「語り合った」といえるほど対等な関係ではなかった(教授である彼には知識量や様々なことで到底及ばなかった)だろうが相手をしてもらった。

 

バチカン奇跡調査官シリーズ

 まだ全てを読みきれていないのだが大好きな作品。毎回のテーマが本当に面白くて、様々な文化や伝説についての知識も身に付く。作者独自の解釈による既存の伝説や神話の展開が最高に面白い!アニメ化もされているのでそちらから入るのもありだと思う。私はアニメから原作にはまった。

 このシリーズを読んで一時は神父になりたいと思ったこともある。我ながら本当に影響されやすい(笑)

 

 余談として今までに作品に影響されてなりたいと思ったものをあげていく。

書道家(ばらかもん)、神父(バチカン奇跡調査官)、ギャルソン(王様のレストランリストランテパラディーゾ)、ソムリエ・バーテンダー(王様のレストランバーテンダー)、公務員(サーバント×サービス)

…こんなものである(笑)

 

では、また次回…